業務用食品容器は使い切りを前提とした製品が多く、大量販売でコストを抑えているのも特徴のひとつです。昨今ではテイクアウトのための業務用食品容器を使用する場面も多いですが、古典的な試食販売においても欠かせません。この試食販売に用いられる製品は通常の使い切り食器に比べると小さく、場所を取らず廃棄物が少なくて済むサイズであることが多く、こうした小さな食器は手芸や工作にも応用できるといえます。たとえばレジン手芸ではグリッターなどの封入物を用いることも多いです。

しかし、レジン液には直接触れられないことや封入物が細かいことから、スプーンなどの道具が必要である反面、汚れた場合は廃棄となるので通常の食器は使えません。使い切りの業務用食品容器は廃棄しやすい素材や環境負荷の少ない素材で作られているので、手芸や工作など食品関連以外の使い切りにしたい用途に応用することもできます。特に植物性のパルプや木材を原料とする製品は静電気が起こりにくいので、グリッターなどの細かな封入物を取り扱う際に便利です。また、試食用のカップや小さなサイズのフードパックはフェイクフードやフェイクスイーツをリアルに演出するラッピング材料にもなります。

業務用食品容器はネット通販でも販売されており、個人で購入できるサイトや商品も多いです。業務用販売だと入り数は多いですが小ロットから購入できる場合もあるので、商品説明やお店の情報を確認してみましょう。